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12期

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'02.08.01　「コメット誕生」父親の気持ち

一人目は、男の子で、林家の跡取りとして、家族も私も大変喜んでおり、年齢も年齢だし「一人っ子でもしょうがないか」、と思っている頭の隅っこに、父親としては、やはり嫁に出す父親の気持ちを味わいたいなどと考えていたのだった。
けして、どうしてもという気持ちではなく自然に授かればという気持ちであった。
しかしできたかも、と聞かされたときは、元気な子であれば、どちらでもといいながら、絶対女の子だと期待を寄せていたのである。二人目ということもあり、出産については、夫婦とも一人目ほど不安はなく、日々を過ごしており、一人目の経験から出産の予定まで出産予定日より早くなると二人で予測し、やはり予想道理予定日より2週間早くその日はやってきた。
一人目とは違い、陣痛から始まらず、破水と言うものであり、少し度肝を抜かれたが、さすが二人目わりと落ち着いていた。
もうそのときは、生まれてくるのは女の子頭の中では決め付けていた節があり、苦労を知らない父親というものは、かってなものである。生まれてきて、女の子と聞かされ、これほど、嬉しかったことはない、頭の中では、嫁に出すまでの、ストーリーが、出来てきており、これを打ち砕かれるまでを、十分楽しもうと、心の片隅でささやいている今日この頃である。　林真司

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