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京都トゥービーワイズメンズクラブ

'06.09.01 YMCAの壺 vol.1「主事のはなし」

今年から始まった新連載企画「YMCAの壺」はYMCAについて、みんなが知っていそうで実は知らないことなど壺の中から探し出して不定期で少しずつ披露して行きます。「YMCAについてこんなこと知りたい」とかリクエストいただければ順次取り上げてゆきます。
第1回は、YMCAのスタッフ(職員)についてご存知でない方が多いようですので、主事について少し説明させていただきます。
会員活動として始まったYMCAが最初に専従職員としての主事をおいたのは、ロンドンにYMCAができて間もないころ、会員が次第に多くなるにつれ、忙しくなった会務を担う専任のMissionaryが必要となり、会員の中から名乗り出たタールトン(T.H.Tarton)という若者を任命したのが初めでした。その役割の一つとして、会の役員である書記(Secretary)の助手として活動することが任務とされました。
したがってYMCAの主事は英語ではSecretaryとして表記され、総主事はGeneral Secretaryとなります。英語をそのまま日本語にしていたら「主事」でなく「秘書」だったのかもしれません。実際には名刺等の表記では、director、staff、manager等を使っている人が多く、secretaryは総主事以外では見たことがありません。
現在、各ローカルのYMCAによって職制が違い、大阪Yのように一般職(事務職)、専門職(講師職等)から内部試験を受けて主事になるところもあれば、採用の段階で主事職(総合職)一般職(事務職)として分けて採用するところなどそれぞれ異なりますが、京都YMCAでは主事職と一般職に分けて採用してきました。(現在、長い間採用していないので、だいぶ昔の話ですが)
主事は、何年かすると(これもローカルのYMCAによって年数が異なりますが)日本YMCA同盟の研究所(現在は東山荘)で3ヶ月間ステップII研修というのを受けます。ステップII研修では最後に研修の成果を論文にしての提出が求められます。
主事という名称ですが、YMCAでは総合職、ディレクター、管理職等に一般に主事という名称を使っています。しかし、正式には主事論文を提出し、主事資格審査を経て日本YMCA同盟から主事認証を受けた人を主事(認証主事)といいます。認証主事になるには、ステップII研修を受けていることとクリスチャンである(キリスト教の教会で信仰告白し洗礼を受けている)ことなど幾つかの条件を満たしていることが必要です。
また、認証主事でなければ総主事になることはできません。総主事は、各ローカルのYMCAの理事会によって認証主事の中から指名されて決まります。任期は各YMCAによって違いますが、だいたい1期4年の任期です。したがって万一適任の認証主事がいない場合、他のYMCAから迎え入れることもあります。ちなみに現在の神崎総主事は京都YMCAの第11代総主事になります。
現在、京都YMCAには総主事を含めて主事職が10名(認証主事は3名)と一般職7名となっています。 加藤俊明

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