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京都トゥービーワイズメンズクラブ

'04.09.01 My Favorite!「機械仕掛け」

子供の頃から機械仕掛けが大好き。巻き上げ式の時計の秒針がカチカチと時を刻むのを見ながら、なんでカチカチと動くのか不思議で裏蓋をはずしめたらやったらに歯車やカムを分解してしまって、当然もう一度組み立てるなんてことは出来ずに母に叱られ、家業であった活字鋳造用の機械が別棟の工場で動いているのを側で日が眺めていたものです。
小学生の頃の夏休みの宿題で唯一好きだったのが工作。 お風呂に入っていても、トイレでも”今年の工作作品はどうしようか”とワクワクしながら考えていたのも懐かしい。 ぜんまい仕掛けのブリキ玩具からはじまって、プラモデル、小型エンジンを積んだUコン飛行機、動くものは大好きで小遣いの大半をつぎ込んでました。産業機械も自動車もその動作は基本的にはモーターやエンジンの回転運動をシャフト、ギア、ベルト、チェーンなどを介して反復運動や水平運動に変えています。(今時はリニアモーターが出てきて水平に移動する装置もありますけど) シャフトに楕円形のカムをつけてその先にベアリングをのせてシャフトにつなげばそのシャフトは水平運動を一定のタイミングで繰り返します。小生の現在仕事で扱っている機械は、封筒に同封物を封入して封緘するものですけど、動作としては、積まれた封筒を一部づつ爪で引っ張り出し>封筒のフラップ(折り曲げてある部分)を圧縮空気をふいて開ける>封筒の口を開いて> 同封物を封筒の中に押し込む>封筒のフラップに水を付けて>フラップを閉じるという一連の作業を毎時13,000回転も行います。

それぞれの動作は微妙なタイミングで物を回転させたり、上下させたり、水平に運んだりしながらお互いに連携しあってよりスムーズな運動を繰り返します。 メーカーによって微妙なノウハウが隠されていて、ちょうどレストランによってレシピが違うように、カムのカーブ角度が変えてあったり、異なった材料を使ったりと設計者の工夫と技師の長年の経験が蓄積されており、機械のカバーを開けて動きを眺めているだけでも退屈しないものです。
大学はどちらかといえば文系のコースを選んだのに、卒業してから就いた仕事が機械の営業職。主にドイツ製の機械を扱うことが多く、国によって設計思想が日本とは少し違うようです。

よく言われるように ドイツ製は頑固で 融通が利かないけれど丈夫で精度の高いのが特徴です。 昨今はますますコンピューター制御が主流になってきて複雑な機械仕掛けが減ってきましたが、機械の性能はその機械仕掛けのところによるところが大きいのですよ。

プラモデル屋さんのショーウインドーをガラス越しに眺めていた洟垂れ小僧が気がつけばもっと大きな機械を扱う仕事についていました。連日多忙で時間に追われてるけど、これって結構幸せなことだなーと最近感じることが増えました。 仕事も趣味もごっちゃ混ぜ。 ひさしぶりにラジコン模型でも買ってMy Favoriteな時間をすごすかな。 河本英規

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