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【天木直人氏を迎えてのEMC例会】 2004.03.10

 三月にしては暖かい十日夜の例会は、EMC委員会が担当し、全日空ホテルを会場に、元駐レバノン特命全権大使「天木直人」氏の講演が行われました。出席者の内訳は、メン二十二名、メネット二名、ゲスト二十五名、ビジター六名。講師が時の人ということもあり、大変盛況でした。特筆すべきは、その日のうちに二名の入会が決まったことです。他にも「入会を考える」と答えた方が数名いらっしゃるようで、EMC委員長の笑顔が目に浮かぶようです。
 講演は、天木氏が中東地域の外務官僚、中でもレバノン大使時代の経験を基に、米国とソ連の東西冷戦から、イスラム教徒とユダヤ教徒の宗教戦争、イラク国内のスンニ派とシーア派さらにクルド人を含めた三極の争いに至るまでを、将来の予測も含め細かな分析を交えながら、約七十分行われました。自衛隊のイラク派遣については、その目的・法律上の根拠・国際的な評価そして派遣地域にも、米国に追随するだけであまり意味がないとの厳しい指摘がありました。
 講演後、食事中の感想では、「思ったより堅い話だった」「天木氏の著書には、結構過激な記述があり、もっと激しい論調を期待していたのに」と述べた方もおられました。しかしその後の質疑応答の時間では、世界情勢の分析、機密費の使途、官僚と役人との関係、政治家の立場や考え方の違い、総理経験者の人物評価等々、講演では触れられなかった部分を補うように、天木氏はあらゆる質問に丁寧に答えられていました。私にとって最も印象深かったのは、歴代総理の中で官僚の意見を善く聞いたのが中曽根康弘氏で、全く逆だったのは橋本竜太郎氏だったということです。政治の世界の不思議を垣間見た気がいたします。

荒内研吾

【天木直人氏プロフィール】
山口県生まれ。京都大学在学中に外交官試験に合格。
1969年、同大法学部を中退し、上級職として外務省に入省。
ナイジェリア勤務などの後、1985年10月から1988年7月までの外務省中近東アフリカ局アフリカ第二課長時代に南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離)問題に取り組み『マンデラの南ア 日本の対応』を出版、印税は同国に寄付。
内閣安全保障室審議官、駐マレーシア公使を経て、駐オーストラリア公使、駐カナダ公使、駐デトロイト総領事、2001年より駐レバノン日本国特命全権大使。
2003年に外務省を退職。
イラク戦争開戦前後に川口順子外務大臣宛(全在外公館にも伝達される)に二通の公電を送ったため、北島信一官房長から詰問を受け、竹内行夫事務次官署名入り「勧奨退職」を通告される。事実上の「解雇処分」を受けたと本人は主張している。外務省の実態を告発し、小泉純一郎総理大臣の外交姿勢を問う『さらば外務省!私は小泉首相と売国官僚を許さない』がベストセラー入りした。
同書は、毎年、外務省が機密費20億円を内閣官房に上納しているなどの疑惑を指摘。外務省関係者はこれを全面否定している。

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